鎮江書画院は1957年に設立され、江蘇省で最初に設立された市レベルの三つの画院の一つだ。1957年に設立されたが、最初の名は「鎮江中国画室」といい、1978年に「鎮江中国画館」に、1989年に「鎮江中国画院」に、2007年に「鎮江画院」に名を変え、2020年に市政府の人事部門、鎮江市文化広電·観光局の許可を得て、「鎮江書画院」という名が正式に定められた。
現在の書画院は二階建ての建物で、面積は1000平方メートルだ。一階は鎮江市美術館(画院)の展示ホールで、展示物は最大130メートルの長さまで展示でき、ライトや防犯カメラなど現代的な設備が整えられている。二階は画室、セミナー室、会議室、事務室などがあり、様々な書画の展示やセミナーの催しに最適な場所だ。
美術館が成立されて以来、一年のうち一日も休むことなく(祝日や休日も含む)様々な書画の専門的な展示会が100回近く行われ、異なる階層の美術文化へのニーズに応えている。それとともに、美術に関する知識講座も開かれている。すべての展示会は市民に向けて無料で開かれ、市民の共通教育のための「美の育成」の教室になっている。
豆知識:京江画派
18世紀の後半から19世紀の前半にかけて、「京江画派」が活躍し、鎮江地域の絵画芸術は繁盛期に入った。張崟、顧鶴慶、潘思牧、王玉燕、周鎬、明儉、勝昌漢、黄兆禧などがこの時期に頭角を現した画家だ。文献の記述によると、張崟などの画家の登場が「京江派」の始まりだと考えられ、張崟、潘思牧、顧鶴慶、周鎬は「京江派」を最も代表する画家で、鎮江地域の絵画芸術をより栄えた時期へと発展させた。
張崟の作品