レジャー都市

西津渡歴史文化街区

西津渡は、壊れた山道に取り付けられた古代の渡り場の遺跡で、雲台山の麓に位置し、何千年もの間長江の重要な交通の中心地として、多くの貴重な文化遺物や史跡を保存している、鎮江の「文化的動脈」の所在地である。

[西津渡古街]

西津渡古街は長さ約1000メートル、渡り場で盛んな商店街である。各種類の店がところせましと軒を連ね、そこを歩けば過去の繁華と賑やかな生活を味わうことができる。古街にはガラスで覆われた路面があり、唐、宋、元、明、清の異なる時代の路地を見ることができる。道路の層は一冊の本のようで、頁をパラパラと開くように、千年の時間を一気に堪能できる。

[イギリス領事館旧跡]

アヘン戦争以後、鎮江は貿易港として開かれた。イギリス政府が古街の五十三坂に建設したこの領事館は、5棟の東インド風の建造物で構成されている。現在この建物は鎮江博物館として使用されており、石器時代から清王朝までの十万冊の古書と三万点以上の文化遺産が所蔵されている。

[待渡亭](渡りを待つあずまや)

待渡亭は最初、長江のほとりにあり、船を待つ間に休憩の場である。数百年にわたる泥砂の堆積の結果、西津渡と長江は300メートル以上離れてしまった。現在の待渡亭では、かつての渡り場の光景を見ることはできないが、古街の商店と往来の人びとを目にする。

[昭関石塔]

元王朝に建てられた昭関石塔は、中国で唯一保存状態良好の石塔であり、元王朝の典型的なラマ様式である。山と川の地形を借りて仏教の教えを表し、風水の観点からは「民衆が鎮江水を防ぎ止める」という寓意を持つ。石塔にはさまざまな字句がしるされており、東と西の両側に刻まれた「昭関」がその名前の由来である。

[蒜山遊園]

西津渡からそれほど遠くない雲台山(旧蒜山)のふもとに、オープンスタイルの擬古江南庭園——蒜山遊園がある。園林の入り口には、日本の遣唐使雪舟等杨の山水画作品の石像がある。園内には京江女、蒜亭、来煙台、茶屋といったスポットがあり、江南の優雅さと繊細さを表している。

[救生会]

救生会すなわち「普済救生」のことで、慈善活動の水上救命団体である。宋王朝の代に創設され、規模はしだいに拡大し、活動範囲は南京と武漢にまで及んだ。清王朝の末期の対外戦争で財政が悪化し、その歴史的使命を終えた。現存する救生会の遺跡のうち、鎮江救生会の保存状態が最もよい。